断熱材 グラスウールとウレタンの性能の違いと,金額の差を解説。

【PR】

SPONSORED LINK

断熱材の中でも
メジャーなグラスウールウレタンには
その性能に差があります

どちらにするか、どちらが良いのか
迷うところですね。

また、気になるのが「価格」じゃないかと思います。

性能が良くても高すぎる金額では手が出せませんね。

そこで、今回は
断熱材を選択する時に役立つ情報をお届け!

グラスウールとウレタン
それぞれのメリット・デメリットについても、
紹介していきたいと思います。

こちらもぜひ参考にしてみて下さい。

グラスウールの断熱性能

断熱材において大切なのは、もちろん断熱性能です。

その断熱材において、優秀なのがグラスウールです。

そもそもグラスウールというのは、
ガラスを繊維状にして接着剤等で固めたものを言います。

実際、触ってみると
何となく繊維の感触が分かりますが、
この細かい繊維が絡み合っていることにより、
中に空気の層が出来ます。

この空気によって断熱効果をもたらすわけですが、
グラスウールの空気の層は
繊維が絡み合っていることもあってか、
非常に動きづらい空気の層になっています。

そのため、
そこに長くとどまり、熱をしっかりと保持してくれるため、
高い断熱性能を発揮することが出来るのです。

身の周りには様々な物質がありますが、
その中でも空気というのは、
とても熱を伝えにくい物質になっています。

魔法瓶なども中に空気の層があり、
それで熱の移動を防いでいます。

まさに魔法瓶と同じことが
グラスウールでも起きているというわけです。

ちなみに、
性能が良くても価格が高いのであれば、
採用には至りませんよね。

その価格の点でも、グラスウールは非常に優秀で、
コストパフォーマンスという点でも優れています。

経済的で断熱性能も非常に優れているために、
多くの住宅棟で断熱材にはグラスウールが選ばれるわけです。

ただし、そんな優れたグラスウールも
欠点がまったくないわけではありません。

そこで、メリット・デメリットのご紹介。

メリット

  • 経済性に優れた断熱材である。
  • 施行をする時も比較的簡単に出来る。
  • 不燃性の材質であるため、耐火性能にも優れている。
  • 音の吸収性能もあるため、防音効果も期待出来る。

 

デメリット

  • 施行の際、断熱材がしっかりと収まるようにする。
  • 湿気に弱いため、吸湿などには注意する。

 

メリットは既に紹介したものですが、
デメリットとしては、水に弱いというのがあげられます。

そして、施行する上で、
隙間なくしっかりと収まるようにしなくてはいけないので
これが非常に難しい部分であり、
この点が上手くいかないと
カビが生えるなどの被害が生じるケースがあります。

そうなると、
湿気て病気になってしまったり
というリスクも、もちろんあります。

このように経済的な一方で、
周辺の施行には注意しなければならないなど、
気をつけなければいけないポイントもあるのです。

 

 

ウレタンの断熱性能

グラスウールと同様に、
断熱材として人気が高いのがウレタンです。

発泡ウレタンと言われるもので、
充填式タイプのものと板状のタイプのものがあります。

こちらは、
グラスウール程は採用されていませんが、
それでも近年、人気が高くなっている断熱材です。

理由は、断熱性能に優れているためです。

断熱を考える時に、
その素材が持つ断熱性能と、
それをどの程度の厚みにするかというのが
とても大切になってきます。

極論すれば、
断熱性能が弱くても、厚みを厚くすれば、
結果的に断熱性能は得られるということです。

もちろんそんなことすれば、
効率的ではないですけどね。

価格もスペースも嵩張ってしまいます。

そして、
ウレタンの優れているところは、
そのものの断熱性能が高いという点です。

そのため、
薄くても高い断熱効果が得られるため、
省スペースで良いなど、様々な利点が得られるのです。

また、耐久性に優れており、
形が崩れにくいというのも人気の秘密です。

グラスウールで紹介した際に、
しっかりと施行しなければならない点をお伝えしましたが、
これはグラスウールが崩れやすいためです。

一方、ウレタンは崩れにくいため、
そういった心配は必要ないのです。

さらに水分に強いというのもメリットの1つです。

グラスウールの弱点である水分に強いため、
周辺の施行に関しても、
それほど多くを心配する必要はありません。

このようにウレタンにはグラスウールでは欠点となっていた部分において、
メリットが生じることとなります。

ただし、こちらでもやっぱりデメリットもありますので、
メリットとデメリットをあわせて紹介します。

 

メリット

  • 断熱性能が高い
  • 形が崩れにくい
  • 水に強い

 

デメリット

  • 施行する際の価格が高価である

 

やはりこれだけの性能の違いですから、
価格は高くなってしまいます。

ウレタンがイマイチ普及しないのは、
この価格面が大きいとも言えるでしょう。

ただし、
やはり良いものであることには間違いありませんので、
場所によってグラスウールとウレタンを使い分ける
などすると良いかと思います。

断熱性の違いまとめ

ここまでグラスウールとウレタンについて紹介してきましたが、
断熱性やその他の仕様についてまとめてみます。

《断熱性能》

  • グラスウール:ある程度の厚みであれば問題なし
  • ウレタン:薄くても断熱性能が得られる

 

《施行》

  • グラスウール:本体は問題ないが、吸湿等の影響への施行には注意
  • ウレタン:本体、周辺ともに大きな心配はなし

 

《耐久性》

  • グラスウール:濡れてしまうと断熱性能が失われる
  • ウレタン:濡れてしまっても問題なし

 

《価格》

  • グラスウール:安い
  • ウレタン:高い

 

いくつかの性能についてシンプルにまとめてみましたが、
やはり施行業者の腕なども重要になってきますし、
長い目で見れば
「このポイントはウレタン」という箇所を
作ってもいいと思います。

単純に安いからグラスウールとするのではなく、
そこがどういった場所になるのかを把握した上で、
決めていくと良いかと思います。

 

料金はどのくらい違う?

グラスウールとウレタンでは、
ウレタンのほうが高いということを紹介しました。

では、実際に
どの程度高いのかというのは気になるところです。

結論から言えば、
グラスウールの3倍ぐらいの価格がウレタンの目安です。

断熱性能の高さや耐久性に優れていますが、
この価格が適正かどうか、
実際に見積りを見た時にどう感じるかは人それぞれですね。

例えば、
家全体の断熱材をウレタンで行った場合、
数百万円単位でかかることも考えられます。

それがグラスウールであれば、
数十万ということもあり得ます。

家の中でも見えない部分となりますが、
生活する上での快適性にも関わってきますので、
非常に難しい悩み所ではありますね。

 

まとめ

今回、断熱材において
グラスウールとウレタンについて紹介しました。

どちらも断熱材の性能としては問題ありませんが、
それぞれにメリットやデメリットがあります。

経済性で選ぶのであれば、グラスウールですが、
性能で選ぶのであれば、ウレタンであることは間違いないと思います。

しかし、一方で
ウレタンはグラスウールに比べると、
かなり価格的には高額になるという点があるかと思います。

価格を取るか、性能を取るかというのは、
世の中の製品の多くに言えることではありますが、
だからこそ真剣に悩んで貰いたいところです。

安易にグラスウールを選択し、
断熱効果が失われてしまったり、カビが生えてやりかえすことになれば、
ウレタンを入れる以上に費用が発生することにもなります。

迷った場合は
業者さんに正直に聞いてみるのも良いかと思います。

出来れば、施工業者とは関係ない業者さんに聞くなどして、
プロの目で考えた時にどういった選択がベストかを聞くと、
非常に参考になると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)