団地・マンション・アパートの違いは?家賃が安いのどれ?理由を解説

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賃貸で生活出来るものとして、
団地マンションアパートなど、
様々な形態のものが存在しています。

これらは、
基本的に誰もが住めるものではありますが、
それぞれどう違うのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は、
団地・マンション・アパートのそれぞれの違いについて、
詳しく解説してみたいと思います。

それぞれの特徴や家賃の違い、
なぜそうなのか、理由についても紹介しますので、
これから新たに探す予定だという人は、
確認してみると役立つでしょう。

今まで知らなかった項目について知ることで、
自分にとって
より快適な生活環境を探し出すことが出来るかもしれません。

ぜひぜひお家探しの情報として役立ててみて下さいね。

団地とは


始めに紹介するのは、「団地」です。

いわゆる公団住宅であったり、
公営住宅と呼ばれるものが、この団地になるわけですが、
そもそも団地というのは、
土地の重合体を指す言葉であり、
そこから住宅の集合体である住宅団地を団地と呼ぶようになりました。

そのため、
大規模なマンション等も厳密に言えば、
団地にあたるわけですが、

使われ方としては、
公団住宅公営住宅を指すことがほとんどです。

今でこそ
空き部屋も目立つようになっている団地ではありますが、

かつて、
日本が経済成長期に入った時期には、
住宅不足を解消する施設として大きな役割を果たしていました。

日本では、
都市部に人口が集中しており、
都市部では住みたくても住む場所がない
ということが起きていたのです。

それを解消するために、
日本住宅公団という団体が、
住宅の大量供給を行うべく、団地を建てていったわけです。

当時の団地は、
ダイニングキッチンや水洗トイレなど、
最先端の設備が導入され、
比較的に裕福な人を対象にしていた施設となっていました。

そのため、
年収の下限も設定されており、
お金という面で住みたくても住むことが出来ない、
「憧れ」にもなっていったわけです。

これがいわゆる団地の中でも公団住宅と呼ばれるもので、
平成11年には、
量的に十分に満たされた
ということで、供給が停止しています。

名前も「UR賃貸住宅」と変更されましたので、
どちらかと言えば、
こちらの名前のほうが、馴染みがあるという人もいるでしょう。

一方、公営住宅の方ですが、
こちらは公団住宅よりも更に歴史は古く、
様々な規制を定めた公営住宅法については、
昭和26年に制定された後、
自治体によって、多くの公営住宅が建設されています。

公営住宅は、
始めから目的としては、生活に困窮している方々へ向けた施設でした。

そのため、
低予算で生活の場を提供してくれるわけですが、

一方で、
住まいの設備や面積、立地条件というのは、
あまり良いものではありませんでした。

このように
団地と言っても、公団団地と公営団地では、
その施設や面性などに大きな違いがあります。

では、最後に
団地を借りる際のメリットとデメリットを紹介します。

その他の施設(マンションやアパート)と比較して、
どういったところが優れているのか、
生活拠点を考える上で重要な情報になるかと思います。

~団地を借りる際のメリット~

  • 敷地面積が広く、ゆったりと建てられているケースも多い。
    そのため、施設内に公園などの緑も豊かとなっており、修繕なども行き届いて、
    快適な環境で生活を送ることが出来る。
  • 建てられてから年数が経過している団地は、家賃が安いことも多い。
  • 近くに小学校や病院といった設備が充実していることもあり、利便性の高い生活を送ることが出来るため、生活にあまり困らない。
  • 自治体活動などが活発に行われるため、ご近所付き合いが自然と行われ、いざという時に助け合う関係を構築しやすい。

~団地を借りる際のデメリット~

  • 団地によっては、部屋が狭いケースも少なくない。
  • エレベーターが付いていない団地もあり、通路なども狭いため、家具の搬送などが困難な場合がある。
  • 御近所付き合いが苦手な場合、自治体活動がわずらわしいことがある。

団地にも様々なメリット・デメリットが存在します。

どうしてもイメージとして、
安いが古く、狭いなどのイメージが多いようですが、
団地によっては
若い人を呼び込むための策としてリフォームが進んでいる場所も多いです。

民間の施設より安いというメリットは、
やはり大きな魅力の1つです。

その上で、
団地ごとの施設やデメリットを加味して、
生活拠点にするべきか否か、考えてみると良いのではないでしょうか。

 

マンションとは


団地以上に判別が難しいのは、
マンションアパートです。

そのマンションについてですが、
実はアパートとのはっきりとした区別の定義というのは、
存在しません。

あくまで
マンション、アパートというのは、
単なる呼び方でしかないのです。

不動産屋さんの都合で
マンションやアパートと使い分けることが出来、
場合によっては、
こっちではアパートだったものは、
違うところではマンションなんていうことも、
十分にあり得ることなのです。

ただし、一般的には、
マンションとアパートというのは、
一定の区分けで使い分けられています。

そこで、ここでは、
そういった一般的な区分けの上でのマンションについて紹介します。

マンションというのは、
分かりやすく言えば、
3階建以上の大規模な住宅のことを指しています。

特に誰にでも教えられたわけじゃないのに、
大きいとマンション、小さいとアパートと
使い分けをすることが多いのは、
あながち間違いではないのです。

マンションは、
その大きさや規模から鉄筋コンクリートで建てられており、
丈夫であり、
防音性に優れており、
耐火性や耐震性にも優れています。

また、
場所によりけりではあるものの、
いわゆる共有設備(オートロックや防犯カメラ、管理人さん常駐)が、
充実していることが多いです。

これは大規模であるが故に、
住んでいる人も多くなり、
共有設備に対する負荷も1人頭が少なくて済むためです。

このような特徴があるマンションですが、
団地の時と同様に、
様々なメリットとデメリットが存在します。

~マンションを借りる際のメリット~

  • 防音、耐火、耐震に優れ、日々の生活の中での心配が少ない。
  • 共有設備が充実しており、快適な生活を送ることが出来る。
  • 防犯面でも気が行き届いており、小さなお子さん、女性の1人暮らしでも、安心して暮らすことが出来る。

 

~マンションを借りる際のデメリット~

  • 家賃が高い傾向にある。
  • 共有設備の充実に伴い、管理費が高くなっていく傾向にある。(家賃高に繋がる。)

 

マンションには
このようなメリット・デメリットがあります。

家賃は高い結構ですが、
それに伴って充実した設備が得られるということになるでしょう。

 

アパートとは


3階建以上の大規模な住宅をマンションと言ったのに対して、

アパートというのは、
2階建までの規模の住宅を言います。

マンションと比べると、
小規模でこじんまりしていることが特徴的です。

アパートの場合は、
木造建築、もしくは軽量鉄骨造りであり、
構造からも
2階建構造ぐらいまでが強度的にも限界ということになります。

そういう意味では、
この造りの違いによっても、
アパートとマンションの違いが分けられるということになります。

では、
このアパートのメリット・デメリットについても紹介します。

~アパートを借りる際のメリット~

  • 家賃が全体的に安い。
  • 通気性に優れているため、カビなどが発生しにくい。
  • 2階建てであるため、高層マンションなどに比べると出かけやすい。

 

~アパートを借りる際のデメリット~

  • 隣や上下の部屋の音に悩まされることがある。(防音性に優れていない。)
  • 通気性が優れている分、冷暖房などが効きにくく、余分に費用がかかる。

全体的な建築コストが安く、
その分、家賃も低く抑えられていますが、
一方で、
設備的な点において、デメリットも多少感じます。

「どこまで譲歩することが出来るのか?」

が、アパートに住む上では、
大きなポイントになるかと思います。

 

この3つの違いまとめ


ここまで
団地、マンション、アパートについて紹介してきましたが、
改めて3つについて違いをまとめたいと思います。

 

構造・規模

団地やマンションは鉄筋コンクリートで作られていることがほとんどですが、
それに対してアパートは、木造も少なくありません。

こういった構造の違いから、建屋としての階数も異なり、
団地やマンションは3階以上のものがほとんどですが、アパートについては、
2階までの建物となります。

 

民営

マンションやアパートについては、民間の方々が運営していることが多いですが、
団地は公営であることが多くなっています。

公営と言っても市や県など様々となっていますが、
一方のマンションやアパートも企業の場合もあれば、個人事業主のこともあります。

 

団地、アパート、マンションの3つには、
こういった違いがあります。

ただし、
この違いが全てではなく、
物件ごとに事情は変わってきますので、
生活の場所として借りる場合は、
あれこれ見てみると良い物件に出会えるのではないでしょうか。

 

家賃が安いのはどれ?


団地、アパート、マンションと比較した時、
家賃が安いのは、

団地 < アパート < マンション

という順になります。

団地が一番安いのは、公営であり、
生活に困窮している人や低所得者向けであるためとなります。

団地によっては、
収入が一定以下などの条件が定められていることもあり、
これを満たさない場合、
明け渡しを求められることもあるほどです。

他にも同居親族要件など、
団地によって様々ではありますが、
そういった要件を満たさなければ住むことが出来ないため、
家賃も低く設定されています。

続いて、
アパート、マンションという順で家賃は高くなりますが、
これは一般的に規模や設備によるものとなります。

アパートは2階建てであり、
建物そのものの建設費も高くないため、
家賃も高く設定されないということになります。

対してマンションは
規模も大きく、建物の建設費も高く、
共有設備も充実しているが故に家賃が高く設定されるということです。

 

まとめ


団地、アパート、マンションには
それぞれ特徴があり、違いがあります。

家賃や規模、設備も様々であり、
また同種の物件であっても、
物件による違いが大きくあります。

生活する場所を決める際、
それぞれの特徴を踏まえた上で、
物件探しをすると良いでしょう。

特に団地については、自らの条件によっては、
団地の条件に合致せず、
生活したくても出来ないというケースもあります。

また、最近は
リフォームやリノベーションが推進されていることもあり、
思わぬところに思わぬ物件があるケースもあります。

これと決めずに、
あれこれと探してみるのが
良い物件に出会える最良の方法でしょう。

 

 

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