石膏ボードに棚やフックを取付けるDIYは専用のアンカーやネジが必要!

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最近のDIYの流れにのって
壁に棚を取り付けようと思っているのですが、
その壁が石膏ボードだととてもやっかいですね。

付けたい棚に合わせたような下地が走っていれば良いのですが、
そうじゃない場合、専用の器具を使う必要があります。

石膏ボード専用のネジだったり、
アンカーだったりになりますが、
これを使わなければ、
石膏ボードでのDIYは上手くいきません。

では、
どうして石膏ボードには特殊な器具が必要なのか?

今回は、
そこのところに焦点を当てて、解説してみたいと思います。

石膏ボードの仕組み


石膏ボードに使う専用のネジやアンカーの話をする前に、
そもそも、石膏ボードって何なのか?

石膏ボードの仕組みについて解説してみたいと思います。

今や住宅や学校、ビルなど
ありとあらゆる建物に欠かせない建材となっているのが、
この石膏ボードです。

自宅の中を見渡してみれば、
必ずどこかには石膏ボードが使われているはずです。
(古いお家だと使われていません)

この石膏ボードですが、
名前からも分かるように石膏が主原料になっています。

石膏の特徴として
「水を含むと硬化する」というものがありますが、
この特徴を用いてボード型にしたものが石膏ボードなのです。

ただし、石膏ボードは
石膏と水だけで出来ているわけではなくて、
その中に紙が混ぜて作られています。

紙を混ぜることによって、強度がアップするためで、
そのために、家づくりにも利用出来る建材となるのです。

そして、この石膏ボードですが、
建材に使用する上でメリット・デメリットがあります。

デメリットの中に
石膏ボードには
専用の器具が必要な理由が含まれています。

 

石膏ボードのメリット

○耐火性に優れている

石膏ボードの特徴として
はじめに上げられるのが耐火性です。

住宅において
耐火性というのは非常に大切ではありますが、
石膏には「結晶水」というものが含まれています。

簡単に言ってしまえば、水を含んでいることになるのですが、
火災などの時は、
この結晶水が熱分解することにより、温度上昇を防ぐことが出来ます。

また、
石膏そのものの特徴としても、熱を伝えにくいため、
燃えにくい材質として、住宅などで重宝されるわけです。

 

○遮音性に優れている

耐火性能と同じように
住宅等で大切になってくるのが音の問題。

いくら燃えないと言っても、
音がガンガンと伝わってくるようじゃ、
生活することは出来ないですよね。

石膏ボードは、
遮音性という点においても優れており、
音を通しにくくなっています。

 

○施工しやすい

これは生活している人にはあまり関係ありませんが、
石膏ボードは施工しやすいという点もメリットに上げられます。

切ったり、貼ったり、止めたり
という作業が手間なく出来るため、
工事する時も短期間でパパっと行えるのです。

これはつまり費用が安く済むということでもありますので、
新たに建てるという場合は、1つのメリットになりますね。

 

石膏ボードのデメリット

○水に弱い

耐火性能に優れている石膏ボードではありますが、
その一方で
水分には非常に弱いというデメリットも持っています。

そのため、
湿度が高い場所などには通常の石膏ボードを用いることは出来ず、
耐水性に優れたものを用いる必要があります。

一般の石膏ボードが水分を吸ってしまうと、
膨張し、非常に弱くなってしまいます。

また、乾燥しにくいために、
一度水分を吸ってしまうと、カビの発生などの原因にもなるため、
健康を害する原因にもなりえることがあります。

 

○点の力に弱い

石膏ボードは、
ボード全体、面として受ける力には強いというメリットがあり、
そのために天井などに利用されています。

ただし、
それが点となれば、大変弱くなってしまいます。

実は、これが
石膏ボードに専用のビスやアンカーを用いなければならない理由です。

一般的なビスなどで止めようとした場合、
点の力には大変弱い石膏ボードなので、
その部分からボロボロと崩れてきてしまうことになります。

 

ここまで石膏ボードについて、
その作りやメリット・デメリットについて紹介してきましたが、
大まかな概要になります。

特に
デメリットの1つである、水分に弱いという点と
点の力に弱いというのは、日常生活の中で大きく関与してきます。

DIYなどが趣味である人は、
自宅の中で、どこが石膏ボードかぐらいは、
把握しておくと、便利かもしれませんね。

 

下地の木材はどこにある?探す方法とは

石膏ボードにネジ等を打つ際に
石膏ボードそのもので保とうとした場合、
先ほどデメリットで説明したように
ボロボロと崩れる可能性があります。

しかし、
石膏ボードを支えている下地がある場所に打てる場合は、
そこで支えることが出来るため、
ボロボロと崩れることがないのです。

そのため、
通常のネジ等を打つ時は、
下地が非常に大切になるわけですが、
もちろん見た目では分かりません。

そこで、
どうやって下地を探すかということですが、
大きく分けて3つあります。

  • 叩いて判断
  • 機械で判断
  • 図面で判断

叩いて判断というのは、
石膏ボードをコンコンとやってみて判断する方法です。

下地が入っている箇所は
叩いた感触や音が変わるため、これでも見つけることが出来ます。

ポイントとしては、
下地が入っている箇所は「コツコツ」という音が鳴るはずです。

続いて機械で判断する場合ですが、
これは
下地を見つけるためのセンサー
なるものが売られており、これを使う方法です。

様々なものがありますが、
どれも使い方が簡単でお手軽ですので、
より確実性を求める方にはオススメです。

最後は
図面で判断する場合ですが、
住宅を建築する際の施工図には、
下地の位置などが記載されています。

業者などに確認すれば、
すぐに分かり、確実ですので、この方法もオススメですね。

大工さんに聞けば
下から何センチのところから
どれぐらいの間隔で下地があるか教えてくれます。

 

どの方法でも、
それなりに下地を見つけることが可能です。

使用用途と確実性を求めて、
方法を検討すると良いですね。

 

専用のアンカー、ネジ、ピンを紹介

何か石膏ボードに取り付けたい時、
必ず下地がある場所に打てるとは限りません。

場合によっては、
石膏ボードに打たなければならない時が来ます。

そんな時に必要なのが、
専用のアンカーやネジ、ピンとなります。

まず、1つ目の商品が
『らくらくボードアンカー』です。

これは
石膏ボードにグルグルとねじ込むだけの商品ですが、
ねじ込むと固定され、
ここにネジやピンを打つことが出来るようになります。

ただし、
カーテンレールなどを取り付けるのには向かず、
時計などのちょっとしたものの時に使えるものとなります。

このらくらくボードアンカーの悩みを解消するのが、
『スピードミニ』です。

これは、石膏ボードに穴を開け、
そこにボードと一体化となるスポンジと接着剤を入れます。

それが固まるとそこには、
ネジやピンを打つことが出来るようになるのです。

この製品、
過去に石膏ボードのネジ打ちで苦労してきた人にとっては、
非常に画期的な製品となっています。

今では当たり前になってますけどね。

ただし、このスピードミニですが、
「費用が高い」のと「固まるまでに時間がかかる」といった
デメリットも存在しています。

そこで、
更に改良されたのが、『ネジロック』です。

これは
ボードアンカーとスピードミニを組み合わせたもので、
待ち時間がほとんどなく出来るため、
新たな方法として重宝されています。

 

このように
石膏ボードに直接打たなければいけない時には、
こういった専用の器具を用いる必要があります。

この点だけを気を付ければ、
施工は大して難しくありません。

ホームセンター等で購入出来ますので、
ぜひ探してみて下さい。

 

石膏ボードに棚のDIY事例を紹介

石膏ボードの壁に
棚を取り付けるDIYをしたい時、
やはり一番確実で安全なのは、下地を用いて行う方法です。

下地に棚の受けを止めるようにすれば、
荷重としても耐えられる重さが大きくなるため、
それなりの棚が構築出来ます。

しかし、
寸法的に合わない場合や
下地がない工法の場合もあります。

そういった時には、
先ほど紹介した専用のアンカーなどを設ける必要が出てくるのです。

また、実際に棚をDIYする時には、
事例があると参考になりますが、
その事例について紹介します。

おとんメディア

1つ目がこちらのサイトになりますが、
実際に石膏ボードに棚を取り付ける様子を記録したブログになります。

途中まで石膏ボードと気付かず、
慌てて軌道修正した様子などが分かり、
どういったポイントに気を付けたほうが良いかが分かります。

どの工程においても分かりやすく書いてあるため、
初心者の方でも、参考にすることが多いかと思います。

 

巣作りプラス

こちらは
石膏ボードに棚を取り付ける際に
必要な知識が解説されたサイトです。

石膏ボードを剥がすと
中はどうなっているのかなどが分かりやすくなっており、
分かりやすい絵は誰が見ても理解出来るものとなっています。

棚以外でも参考に出来る部分も多く、
DIYに興味がある方は見ておいて損はないでしょう。

 

DIYをする時は、こういったサイトで事例を確認し、
他の方々の成功体験や失敗体験を学んでおくと、
自分の成功確率が格段に変わってきます。

[blogcard url=”https://oirt.info/archives/1080″] [blogcard url=”https://oirt.info/archives/2665″]

 

まとめ

石膏ボードに棚を取り付けたりする場合は、
専用の器具が必要です。

住宅の中、探せば
様々なところに石膏ボードが使われているため、
すでにピンやネジなどを打っているところがあるかもしれません。

時間とともに崩れてくる可能性もありますので、
アンカーを使うなどして補強すると良いかと思います。

また、これから
DIYで棚の取付などにチャレンジしようとしている方は、
事前に必要な物を準備すれば難しくありません。

事例を参考にしつつ、オシャレな棚を付けてみましょう。

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